アップニーク®ミニ点眼液0.1%
眼瞼下垂に「点眼」という新しい治療選択肢「最近、まぶたが下がってきた」「上の方が見えにくくなった」「目を開けていると疲れる」
このような症状の原因の一つに、眼瞼下垂(がんけんかすい)があります。
眼瞼下垂とは、上まぶたが正常な位置より下がり、目を十分に開けにくくなる状態です。
これまで後天性眼瞼下垂の治療は手術が中心でしたが、
現在では、アップニーク®ミニ点眼液0.1%による点眼治療という選択肢があります。
当院では、眼瞼下垂の原因や程度を診察したうえで、
点眼治療が適しているか、手術など他の治療が適しているかを総合的に判断します。
眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂では、上まぶたが下がることで、
瞳孔の一部がまぶたに覆われることが
あります。その結果、
- 上方の視野が狭くなる
- 目を開けるために眉毛や額に力が入る
- 目が疲れやすくなる
- 頭痛や肩こりを感じることがある
- 「眠そうな目」と言われる
などの症状がみられることがあります。ただし、まぶたが下がる原因は一つではありません。
加齢に伴う腱膜性眼瞼下垂のほか、神経や筋肉の病気、
眼瞼の炎症などが原因となる場合もあります。
そのため、眼瞼下垂の治療では、まず原因を正確に診断することが重要です。
当院の眼瞼下垂診療
眼瞼下垂の治療では、単に「まぶたを上げる」だけではなく、
なぜまぶたが下がっているのかを診断することが重要です。
当院では、まぶたの位置、左右差、眼瞼挙筋の機能、瞳孔、眼球運動、視機能などを
総合的に評価します。
そのうえで、
アップニーク®による点眼治療が適しているのか
手術による治療が適しているのか
まず原因となる疾患の検査・治療が必要なのか
を判断します。
患者さんの症状や生活スタイル、ご希望も伺いながら、適切な治療方法をご提案します。
点眼治療と手術
眼瞼下垂の治療方法は、原因、重症度、まぶたの状態、視機能への影響などを
総合的に考慮して決定します。
点眼治療(アップニーク®)
薬剤の作用によってミュラー筋を収縮させ、上まぶたを挙上させる治療です。
手術とは異なる治療方法ですが、効果は一時的で、
すべての患者さんに適しているわけではありません。
手術治療
眼瞼下垂の原因やまぶたの状態に応じて、まぶたを持ち上げる構造を調整する治療です。
眼瞼下垂の程度や原因によっては、手術が適している場合があります。
点眼と手術のどちらが適しているかは、診察・検査の結果をもとに判断します。
アップニーク®ミニ点眼液0.1%とは?
アップニーク®ミニ点眼液0.1%は、後天性眼瞼下垂を効能・効果とする医療用点眼薬です。
有効成分はオキシメタゾリン塩酸塩です。
オキシメタゾリンは、上まぶたの挙上に関与するミュラー筋のαアドレナリン受容体に
作用し、ミュラー筋を収縮させることで上まぶたを挙上させます。
- 一般名:オキシメタゾリン塩酸塩
- 効能・効果:後天性眼瞼下垂
- 用法・用量:通常、成人には1回1滴、1日1回点眼
- 製造販売元:参天製薬株式会社
- 販売開始:2026年5月15日
※本剤は医療用医薬品です。
※本剤による治療は保険適用外の自由診療です。
※効果の発現時間・持続時間には個人差があります。
※適応、副作用、使用上の注意については、診察時に医師から説明を受けてください。
点眼による治療の流れ
※作用機序を示したイメージです。効果の現れ方や程度には個人差があります。
効果はいつから現れ、どのくらい続きますか?
アップニーク®は、比較的早く作用が現れることが特徴の点眼治療です。
一般に、点眼後およそ5分頃からまぶたの挙上がみられ始め、
効果はおよそ6~8時間程度持続するとされています。
ただし、効果が現れるまでの時間や持続時間には個人差があります。
そのため、
点眼 → 約5分頃から効果が現れ始める → 日中の一定時間、まぶたの挙上効果が期待できる
というイメージでお考えください。
効果は一時的なもので、時間の経過とともに薬の作用が弱くなると、
まぶたは元の状態に戻っていきます。また、1日1回を超えて使用することはできません。
用法・用量を守って使用してください。
※「約5分」「6~8時間」は目安であり、
すべての患者さんに同じ効果が得られることを保証するものではありません。
1日1回の点眼治療
通常、成人では、1回1滴、1日1回点眼します。
効果が現れるまでの時間や持続時間には個人差がありますので、
実際の効果については診察時に確認します。
治療中は、まぶたの位置(MRD-1:上瞼縁角膜反射距離)や、
「まぶたが重い」「まぶたが下がって見えにくい」といった症状の変化を定期的に確認します。
効果が認められない場合には、投与を中止し、他の治療方法を検討することがあります。
点眼治療は「一時的な治療」です
アップニーク®によるまぶたの挙上効果は、点眼している間に得られる一時的な効果です。
手術のようにまぶたの構造そのものを変える治療ではありません。
そのため、
点眼する → ミュラー筋が収縮する → まぶたが挙上する →
時間とともに薬の作用が弱くなる → まぶたが元の状態に戻る
という経過になります。
眼瞼下垂そのものを構造的に治療する手術とは作用の仕組みが異なります。
アップニーク®による治療は自由診療です
アップニーク®ミニ点眼液0.1%は、現在薬価基準に収載されておらず、
公的医療保険の給付対象外となっています。
そのため、当院でアップニーク®による治療を受ける場合は、
自由診療(保険適用外)となります。
自由診療では、健康保険が適用されないため、診察料・薬剤費などは全額自己負担となります。
当院では、診察のうえでアップニーク®の適応を確認し、
治療内容や費用についてご説明したうえで、同意をいただいてから処方を行います。
自由診療について
- アップニーク®による治療は保険適用外です
- 診察料・薬剤費等が別途必要となります
- 治療費は当院が定める自由診療料金となります
- 治療を開始する前に費用をご説明します
- 効果や副作用には個人差があります
治療費のご案内
アップニーク®による治療は、
現在、薬価基準未収載のため公的医療保険の適用外となる自由診療です。
診察料・薬剤費等は全額自己負担となります。
治療開始前に、治療内容や費用について丁寧にご説明いたします。
料金(税込)
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 初診料 | 3,000円 |
| 再診料 | 1,000円 |
| アップニーク®1箱(30本入り) | 4,900円 |
| お試しパック(10本入り) | 2,000円 |
※他の診療・検査・治療を同日に行う場合の保険診療との組み合わせについては、
診療内容により取扱いが異なります。詳しくは受付または医師にご確認ください。
お試しパックについて
初めてアップニーク®を使用される方には、10本入りのお試しパックをご用意しています。
実際に点眼していただき、まぶたの開き方や使用感をご確認いただけます。
※効果の現れ方には個人差があります。
※使用の可否や継続については、診察のうえ医師が判断いたします。
アップニーク®の副作用
アップニーク®は医療用医薬品であり、副作用が起こる可能性があります。
1%未満
- 眼瞼そう痒感(まぶたのかゆみ)
- 血圧上昇
- 心拍数減少
頻度不明
- 結膜充血(白目が赤くなる)
- 点状角膜炎
- 霧視(目がかすむ)
- 結膜浮腫
- 眼瞼湿疹
- 視力障害
また、本剤の使用により散瞳(瞳孔が大きくなること)が生じる可能性があります。
散瞳が生じた場合には、その症状が回復するまで、
自動車・自転車等の運転や機械類の操作を避けてください。
副作用の程度や現れ方には個人差があります。
使用中に気になる症状がある場合や、症状が強い場合には、自己判断で使用を続けず、
医師にご相談ください。
使用できない方・注意が必要な方
使用できない方
アップニーク®の成分に対して過敏症の既往歴がある方
使用に注意が必要な方
- 心血管系疾患のある方
- 閉塞隅角緑内障の方
- 妊娠中または妊娠している可能性のある方
- 授乳中の方
- 小児
また、MAO阻害剤、降圧剤、ジゴキシンなどを使用している場合には、
併用に注意が必要です。
現在使用しているお薬がある方は、診察時にお薬手帳などをお持ちください。
こんな方はご相談ください

ただし、急にまぶたが下がった場合、左右差が急に生じた場合、
ものが二重に見える場合などは、眼瞼下垂以外の病気が原因となっている可能性があります。
このような場合には、自己判断で点眼治療を開始せず、早めに眼科を受診してください。
■診療時間
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
| 10:00~12:30 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
| 16:00~18:30 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
休診日:木曜日、土曜日午後、日曜日、祝日
■アクセス
| 住所: | 大阪府豊中市新千里東町1-1-3 SENRITOよみうり3F |
| TEL: | 06-6871-2021 |
■北大阪急行「千里中央」より徒歩3分
■大阪モノレール「千里中央」より徒歩3分
